5th スクラッチ -6-
プリティの頭から落ちた無気味な機械を見て顔色を変えるストームだったが…
6th スクラッチにつづく
-5th スクラッチ 用語解説-
●アンダーワールド
麻薬とあらゆる悪の手段で、ダンスミュージック業界を乗っ取ろうとする組織。その実体はまだ謎に包まれている。
●洗脳針(ダーク&ロング)
アンダーワールドが開発した極悪な機械。DJの頭部に植え付けると脳を支配し、命令に従わせることが出来る。洗脳の力を上回るような衝撃的な出来事があると、ポロッととれる事もある。
●ピンサロ
ピンクサロン。お酒を飲みながら女の子がエッチなサービスをしてくれる。
●レゲエ
1960年代にジャマイカで生み出された音楽。その基本精神は、労働者階級と農民を中心にして発生した宗教運動“ラスタファリズム”から多大な影響を受けている。1980年代以降急速に発展した“ダンスホールレゲエ”は、ラスタファリの思想から離れ、トラックもデジタル化、本来のレゲエとは別物とも言えるジャンルである。
ジャマイカでは音楽は一般的に、巨大なスピーカーを積み上げた移動式の音響施設“サウンド・システム”でプレイされる事が多い。その際、曲をかけるのはセレクター、曲に合わせて喋ったり歌ったりするのはDJ、セレクターのかける曲の説明等で場を盛り上げるのがMCと呼ばれ、他ジャンルとは異なった独特の役割分担となっている。また、ダンスホールレゲエに合わせて女性が踊るセクシーなダンス“レゲエダンス”は、大股開きや大胆な腰振り等トリッキーな動きが多く、一見の価値有りだ。
レゲエをテーマにした映画「Rockers」(1978)では、本作中で見られるようなブース乗っ取りも実際に見る事ができるぞ!超ファンキー!
●ボブ・マーリー(Bob Marley 1945 - 1981)
本名ロバート・ネスタ・マーリ-。ジャマイカを代表するレゲエミュージシャンで、ラスタファリズム信者。キング・オブ・レゲエと呼ばれ、今なおレゲエの神様として崇められる存在である。また、ガンジャ(大麻)の愛好家としても知られる。
1970年代後半のジャマイカは、2大政党の対立が激化し、しばしば流血の惨事が引き起こされていた。そんな中"One Love Peace Concert"を開催したボブ・マーリーは、偶然会場に来ていた2人の党首、マイケル・マンリーとエドワード・シアガのをステージ上に招き、和解の握手をさせた。この偉大なる瞬間は、音楽が起こした奇跡として歴史に刻まれている。
●One Love/People Get Leady / Bob Marley & The Wailers(1977)
レゲエの最高傑作とも称されるアルバム、BOB MARLEY & THE WAILERSの「EXODUS」、ラストを飾るナンバー。「ひとつの愛 ひとつの心 みんな一つになって幸せになろう 世界の初めがそうだったように 世界の終わりもそうあるべきだ―」と歌われるこの曲は、ラスタファリの精神に基づくボブ・マーリーの音楽性を象徴した大名曲だ!
今回は参考までに、ストームが「たまには聴け!」と絶叫したルーツレゲエの名曲をご紹介します。こちらで少しでも“ルーツレゲエの魂”を感じ取って頂ければ幸いです。
●One Love/People Get Leady / Bob Marley & The Wailers
http://www.youtube.com/watch?v=rWLiKQu2nyA
●No Woman No Cry / Bob Marley & The Wailers
http://www.youtube.com/watch?v=hg2n039txnk
●Cool Runnings / Bunny Wailer
http://www.youtube.com/watch?v=EYy5u-vchGc
※Bob Marley & The Wailers、ウェイラーズのバニー・ウェイラーの代表曲。
タイトルの“Cool Runnings”は、パトワ語(ジャマイカで日常的に使用される
英語ベースの言語)で“良い旅を”という意味。
●Steppin Razor / Peter Tosh
http://www.youtube.com/watch?v=Wrxb6TnX8LA
※同じくウェイラーズのメンバーだったピーター・トッシュ。
短気な性格で常に世間に好戦的な態度を取っていた事から
歩くカミソリと異名を付けられた。
この曲は先述の映画「Rockers」の挿入歌にもなってるぞ!
★次回、ストームとメガネの卓球対決の内容が明らかに!?
2007.03.31
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